群馬県で刑事事件に強い弁護士に相談

群馬県の刑事事件の発生件数

群馬県の刑事事件の発生件数は10年連続で減少

群馬県の刑事事件の平成26年の発生件数は17,782件で、前年より5.5％も減少しています。群馬県内の犯罪件数が近年でピークだったのは平成16年で、年間42,643件も発生していました。しかし、その後、群馬県警や自治体、地元住民などの取り組みによって10年連続で減少し、平成26年はピーク時の半数以下にまで減っています。 また、関東管区内でも山梨県、長野県の次に低い数値になっています。

群馬県の近年の傾向

群馬県の刑事事件の近年の傾向としては、他府県同様に特殊詐欺事件が多いことがあげられます。特に高齢者が被害に遭うケースが増えているため、群馬県警では取り組みを強化しています。特殊詐欺全体の発生件数は平成26年は261件で、前年の161件よりも100件も増加、また平成22年の115件よりも1.5倍にも増えています。中でも多いのがオレオレ詐欺で、年間141件発生し、被害額は4億3,800万円にのぼります。それ以外にも還付金詐欺も多く発生しています。

群馬県内の地区別の刑事事件

群馬県内の刑事事件の発生件数がもっとも多いのは前橋市で、年間約4,000件発生しています。2位は高崎市の約3,400件、3位は伊勢崎市と太田市の約3,000件となっています。逆に少ないのは1位が多野郡神流町で1年間で6件だけです。2位は甘楽郡南牧村で年間9件、3位は多野郡上野村の10件となっています。 一方、人口1000人当たりの発生件数（発生率）の順位を見てみると、もっとも高いのは大泉村で人口1000人当たり15.2件発生しています。2位は伊勢崎市の14.4件、3位は太田市の13.7件、4位は千代田町の13.6件、5位は館林市の12.7件となっています。発生件数が県内最多だった前橋市は11.9件で6位でした。 ちなみに人口1000人当たりの発生件数がもっとも少ないのは多野郡神流村でした。

群馬県内では自転車盗と器物破損が多発

群馬県内で多く発生しているのは自転車盗で、年間約2,800件発生しています。特に前橋市や高崎市では年間約640件も発生しています。器物破損は群馬県全体で約2,000件発生し、中でも前橋市は年間400件前後発生しています。 他にも車上ねらいは多く、前橋市では年間約290件、高崎市では約260件、太田市でも220件前後発生しています。空き巣は年間1000件前後発生し、前橋市や太田市で多く起こっています。 空き巣や自転車盗、車上ねらいは無施錠で被害に遭うケースが多いようです。まずは施錠をしっかりすることで防ぐことが可能です。県警でもそのように呼びかけています。

刑事事件の検挙状況

群馬県では検挙率は増加傾向

群馬県では刑事事件の発生件数は大幅に減少していますが、検挙者数は横ばい状況です。その結果、検挙率は向上しています。平成17年の検挙率は31.2%でしたが、年々増加し、平成20年には39.4％、平成21年には一気に47.2％にまで増加しています。その後も多少の増減はありますが、平成26年は46.3％と以前よりも増えています。ちなみに検挙率の全国平均は30.6％なので、全国的に見ても高いことがわかります。 過去10年間で特に検挙率が高くなっているのは殺人や強盗、放火、強制わいせつといった重要犯罪です。平成17年には67.5％だった検挙率が平成26年には92.4％にまで増加しています。また、侵入盗や自動車盗、ひったくりなどの重要窃盗犯の検挙率も高く、近年は70％前後となっています。

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