逮捕する

逮捕には手続きによって種類がある!

「逮捕する!」といって手錠がかけられるのは刑事ドラマの定番ですが、逮捕には以下の3種類があります。

  • 通常逮捕
  • 緊急逮捕
  • 現行犯逮捕

それぞれ法律によって定められているモノですが、手続きの方法が微妙に違います。逮捕される側にも多少関係のある話ですのでそれぞれの違いを紹介しましょう。

逮捕の基本形、「通常逮捕」

司法業界で普通に「逮捕」といえば、この「通常逮捕」のことです。憲法(33条)や刑訴法(199条)に定められた逮捕の方式で事件を捜査した結果、特定した被疑者の身柄を確保する為に裁判所へ逮捕状発行の申請をします。
そして発行された逮捕状を被疑者に突きつけて、逮捕するわけです。

この通常逮捕の特徴は、警察や検察などの捜査機関の捜査員が始めから逮捕状を持って被疑者の元を訪れる点でしょう。逮捕場所は多くの場合被疑者の自宅で必ず被疑者が在宅している早朝に行われることから、別名おはよう逮捕などと呼ばれています。

逮捕というのは、条件付きで国民の自由を奪う行為なのでタイムリミットがあります。警察の場合は送検まで48時間がそのリミットで、カウントダウンのスタートは逮捕状を行使して被疑者の身柄を確保した瞬間からです。
「逮捕!午前5時48分!」などと、逮捕時間を必ず宣言するのは、被疑者に48時間の逮捕タイムの始まりを告げる目的があります。

また通常逮捕してしまえばカウントダウンが始まってしまうので、とりあえず「任意同行」で警察署に被疑者を連行し、取調室で初めて逮捕状を突きつけるという手段もあるようです。

緊急だから…「緊急逮捕」

刑訴法(210条)で定められているのが「緊急逮捕」になります。逮捕というのは基本的に裁判所の発行する逮捕状が必要です。しかし偶然指名手配中の被疑者を発見したとかいう場合、手元に逮捕状がないからと言ってそのまま取り逃がすことは出来ません。

そんな時には、とりあえず被疑者の身柄を確保してしまうのが緊急逮捕です。緊急逮捕の特徴は逮捕状無しで被疑者の身柄を確保することですが“裁判所の逮捕状を後からとらなければならない”という条件がついています。

つまり緊急逮捕で身柄を確保されたにも関わらず、裁判所が逮捕状を発行してくれなければ逮捕は無効となって釈放されるわけです。とはいえ、そんなケースは滅多にありません。
緊急逮捕された場合も当然48時間のタイムリミットはあります。カウントダウンのスタートも身柄を確保された瞬間からですので、身柄を確保された時点で時間告知がなかった場合はちゃんと確認しましょう。

逮捕状が要らない逮捕?!「現行犯逮捕」

逮捕の中でも、唯一逮捕状が要らない逮捕があります。それが「現行犯逮捕」です。現行犯というのは今まさに犯罪が行われる瞬間や、行われた直後になります。つまり犯罪者が犯罪を行う場面がしっかり目撃されていたのですから他に犯人がいるわけはありません。

そんな現行犯の犯罪に限っては逮捕状が不要なのです。さらに確認できたのは犯罪そのもので犯人の身元などまでは判りません。そうなると犯人にそのまま逃亡されたら行方不明になる可能性もあります。ですから身柄を確保する必要もあることになります。

真面目に生きてきた一般人の皆さんが、ある日突然逮捕される可能性としてもっとも高いのがこの現行犯逮捕でしょう。ケンカによる暴行や傷害、あるいは痴漢容疑などは、一様に現行犯逮捕によって身柄を確保されるのが普通です。そんな時に「逮捕する気なら、逮捕状持ってこい!」などと啖呵をきると恥をかきますので気をつけましょう。

ちなみに現行犯逮捕も刑訴法(212条)で定められています。そして現行犯逮捕も、他の逮捕と同じくタイムリミットは身柄を確保されてから48時間なのですが、逮捕権のない一般人でも逮捕は可能なので自分がいつ逮捕されたのか曖昧になるという問題があります。

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