岐阜県で刑事事件に強い弁護士に相談

岐阜県の刑事事件の発生件数

岐阜県の刑事事件の発生件数は20,192件

岐阜県の刑事事件の平成26年の発生件数は20,192件で、全国では14位に入っています。犯罪の内訳としては、殺人や放火、強盗などの重要犯罪が145件、強制わいせつが74件、出店荒しが252件、空き巣が915件、部品ねらいが650件、車上ねらいが1850件などとなっています。

近年の傾向

岐阜県では自動車やオートバイ、自転車などの車両の盗難が多発しています。しかし、近年は減少傾向にあります。例えば自動車盗は平成26年は285件発生していますが、これは前年比で約10％減少しています。また、オートバイ盗は年間414件発生していますが、前年比32％の減少です。自転車盗は年間3,106件発生していますが、こちらも前年比マイナス18.2％と大きく減少しています。ただ、盗まれた自転車が持ち主に戻った被害回復率は64.5％、オートバイの被害回復率は63.3％と比較的高いのですが、自動車は34.7％しか戻っていません。盗まれた車両の約80％は無施錠だったということで、岐阜県警では施錠の徹底を呼びかけています。 ちなみに全国の車両盗難の犯罪率を比較してみると、岐阜県は自動車盗は全国第8位に入っています。部品ねらいは第9位で、車上ねらいに至っては全国第2位となっています。部品ねらいで被害が多いのはナンバープレートやカーナビです。

一方、近年岐阜県内で増加しているのはスーパーやコンビニなどの出店荒しで、平成26年は前年より13％も増加しています。被害総額は約7,700万円にのぼり、1件あたり平均31万円の被害が出ています。また、強制わいせつが増えていて、特に夏場の夜間に多く発生しています。

岐阜県内の地区別の刑事事件

岐阜県警は市区町村別に重点対象犯罪の発生状況を公表しています。それによると岐阜市がもっとも多く、5,363件発生しています。次いで大垣市で2,059件、各務原市の1,776件と続きます。岐阜市内で多く発生しているのは自転車盗で年間971件も発生しています。また、車上ねらいも多く476件、部品ねらいは156件発生しています。前年よりも増えているのはひったくりと自販機ねらい、忍込みです。 大垣市で多いのは自転車盗で463件、空き巣が179件、部品ねらいが156件となっています。前年よりも増えているのは自動車盗、オートバイ盗、車上ねらい、空き巣、出店あらし、強制わいせつです。各務原市で増えているのは空き巣で、前年より58件も増えています。 一方、岐阜県内で犯罪が少ないのは加茂郡東白川村で年間5件でした。また、他にも大野郡東白川村や七宗町、八百津町なども少ない地域となっています。

高齢者や子どもを狙った犯罪が増加

特殊詐欺の増加

岐阜県は高齢者が多い土地柄であることから、特殊詐欺や送りつけ商法などの被害が多発しています。平成27年9月現在で特殊詐欺は190件発生し、被害総額は8億2200万円にのぼります。中でも振り込め詐欺は前年より33件も増加し、被害額は3億4,600万円になっています。内訳としてはオレオレ詐欺や還付金詐欺の増加が目立っています。また、注文した覚えがない商品を勝手に送りつけて代引きで支払わせるという送りつけ商法が数10件発生しています。 一方で子どもが被害に遭う犯罪も増えていて、学校帰りの児童や生徒に声をかける不審者情報が多く寄せられています。もっとも多いのは岐阜地域、そして東濃地域、西濃地域が多いようです。声をかける場所としては路上がもっとも多く、次いで駐車場や駐輪場で多発しています。大きな犯罪には至らなくても、声かけの事案は前年より大幅に増えているため、注意が必要です。 ただ、こういったケースでは犯罪ではなく、ただ単に道を聞いたとか、帰り道に気をつけるように親切で声をかけたというケースが考えられます。本人に悪意はないのに被疑者にされる可能性があります。もし、あらぬ疑いをかけられた場合はすぐに弁護士に相談してください。

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