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鹿児島県の刑事事件の発生件数

鹿児島県の刑事事件の発生件数は全国で31位

鹿児島県の刑事事件の平成26年の発生件数はは8,205件で、全国では31位、九州地方では福岡県、熊本県、沖縄県に次いで4番目です。過去10年間の発生件数の推移を見てみると、平成13年は19,905件でした。その後、年々減少していき、平成17年には1万5,000件を下回るまでに減少しました。ただ、なかなか1万件を切ることができませんでした。そこで鹿児島県では「新『あんしん・かごしま』創造プログラム」に取り組んでいます。その結果、平成25年には9,276件になり1万件を下回ることができました。平成26年はさらに減少しています。その背景には上記の取り組みがありますが、特に民間の協力が大きく、防犯ボランティア団体の数は平成26年は796団体にものぼります。 また、全国の都道府県と比較してみると、鹿児島県は女性が被害を受ける暴行事件が全国19位、強盗の発生件数が22位と高いのが目立ちます。特に女性の暴行事件は人口100万人あたりの割合で比較すると、鹿児島県は全国14位と高くなっています。それ以外の犯罪では殺人事件が29位、放火が26位、粗暴犯が33位など全国的に見ても低いことがわかります。風俗犯の数は全国45位とかなり低くなっています。

鹿児島県の犯罪の傾向

鹿児島県内でもっとも多い犯罪は窃盗犯で、発生件数は約8,200件で全体の75.9%を占めています。次に多いのが粗暴犯で472件(5.8%)、知能犯202件(2.5%)、風俗犯54件(0.7%)となっています。凶悪犯は51件で、全体の0.6%と比率としては低いことがわかります。ただ、凶悪犯は前年より5件、約11%も増えています。

特殊詐欺の増加

鹿児島県では特殊詐欺が年間17件発生し、被害総額は約8,569万円でした。発生件数、被害総額ともに前年よりも増加しています。そこで被害を未然に防ぐために県警では広報活動に力を入れています。それと合わせて検挙にも力を注ぎ、特に県内に犯行拠点を置いている犯行グループの摘発を実施。現金受取型の特殊詐欺事件では受取役被疑者を検挙するなど特殊詐欺撲滅に向けた取り組みを強化しています。

鹿児島県の市区町村別の犯罪

鹿児島県内の犯罪率(人口1万人あたりの犯罪件数)がもっとも高かったのは徳之島町で、人口11,479人で犯罪が83件発生し、犯罪率は72.3%と高くなっています。特に徳之島町では窃盗犯が多く、犯罪率は51.4%になります。2位は鹿児島市で犯罪率は63.1%、発生件数は圧倒的に多く3,828件も発生しています。3位は天城町で犯罪率は61%です。4位は霧島市、5位は中種子町、6位は東串良町、7位はさつま町、8位は伊仙町、9位は南種子町、10位は三島村となっていて、意外と都市部ではなく地方で多く発生していることがわかります。1位の徳之島町の例でもわかるように地方では窃盗犯が多発しています。地方では車上ねらいやオートバイ盗が多いのに対して、都市部では自転車盗が多いのが特徴的です。

刑事事件の検挙状況

鹿児島県の検挙率は増加

鹿児島県の犯罪の検挙率は、平成22年は33.3%でした。その後増減を繰り返したものの、平成24年には41.7%、平成25年には41.1%と40%を上回っています。 平成26年のデータでは凶悪犯の検挙率は94%と高くなっています。粗暴犯の検挙率も約94%と高いのですが、窃盗犯は約33%と低くなっています。重要窃盗犯の検挙率は平成25年は62.5%だったのが、平成26年には44%に低下しています。今後は検挙率を上げることが課題となりそうです。

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