何をすると犯罪になる?日本の犯罪の種類

逮捕

何をすると犯罪になる?

意外に知られていない“犯罪の定義”

普通に社会生活を送っている人の大部分は、自分が犯罪者になってしまうとは思っていないでしょう。そしてそれは多くの場合には正解ですが、自分の生きている時代で、何が犯罪になるのかを完全に熟知している人は意外に少なかったりします。

そもそも“犯罪とは何か?”というのは突き詰めて考えると、非常に難しい問題かもしれません。

そこで、少々ザックリとした答えで、「犯罪とは」に答えるとすると、“現行法で刑事罰が定められている行為をしてしまうこと”だと言えるでしょう。

”犯罪=他者”に迷惑をかける行為!?

犯罪というのは、基本的に社会や他人に迷惑をかける行為で、「盗むな」・「壊すな」・「殺すな」といった昔からの普遍的なモノです。しかし時代の移り変わりによって、そうしたわかりやすい犯罪行為の他にも、様々な行為が色々な理由で犯罪行為とされるようになりました。

たとえば、昭和期であればそれほど厳しく取り締まられなかった、夜の盛り場における客引き行為は、現在の法律では完全な刑事罰の対象になり、警察官に現場を見られると、しっかり逮捕されてしまいます。

あまり知られていませんが、昭和の一時期、軽い「酒気帯び運転」に刑事罰はありませんでした(酔いのひどい「飲酒運転」は昔からアウトでした)。

ですから“犯罪”といわれて、一般的に想像するモノだけではなく、時代の変化によって犯罪となってしまうモノもあるわけで、犯罪行為を定義付けているのが現行法です。

犯罪を定めた基本の法律は「刑法」

刑法は法治国家で定められた法律

“これをやったら犯罪”というモノを定めた最も基本的な法律は「刑法」です。刑法はいわゆる「六法」のうちのひとつになりますが、日本に限らず、法律によって国を治める法治国家であれば、どこの国でもある法律になります。

刑法は条文ごとに「○○をした者は、○○に処す」といった“やってはいけない事”と“それをやってしまったら、こんな刑罰がある”という形式です。

刑法で定められた犯罪行為は、「○○罪」と呼ばれます。たとえば人を殺したら「殺人罪」、盗みを働いたら「窃盗罪」という罪に問われるわけです。

刑法以外で刑事罰のある法律が「特別刑法」

日本の刑法は、日本が“大日本帝國”と名乗っていた頃からあった法律の大半を引き継いでいます。つまり最初の刑法は明治時代に作られたものになりますので、時代の変化によって刑法以外にも新たな法律が山ほど作られました。

そんな刑法以外で刑事罰が定められている法律を「特別刑法」、または「特別法」と呼びます。

特別刑法で代表的なモノは、「道路交通法(道交法)」

道交法は刑法とは別の法律ですが、刑事罰が定められているルールが数多く含まれています。また近年ミュージシャンやプロ野球選手が逮捕されて話題になっている「覚せい剤取締法」も特別刑法です。

そんな特別法を犯した場合、刑法のように「○○罪」とは呼ばず、「○○法違反」と呼ばれます。細か過ぎる違いですが、ニュースなどではキッチリ使い分けられていますので、報道されている犯罪が刑法に触れるのか、特別刑法を犯したのか判るわけです。

刑法でも特別刑法でも犯罪は犯罪

犯罪をおかして刑事罰を受けないために

刑法犯にしても特別刑法犯にしても、それに抵触すれば「犯罪」ということになります。実際に犯罪を犯してしまった場合も、犯罪をおかしていると警察に疑われてしまった場合も、同じ手続きで処分が決まるわけですが、裁判も含めて刑事手続きのルールを定めたのが「刑事訴訟法(刑訴法)」です。

このサイトの大部分は、刑訴法の手順を解説した記事ですが、実際に刑訴法を元にした刑事手続きを体験することにならないように、日本ではどんな行為が犯罪になるのかを、わかりきったモノも含めて紹介しましょう。

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