最悪死刑もあり 最も重い性犯罪「強姦罪」(2)

集団強姦罪

襲い掛かる男性

単独犯の強姦より重罪

単独ではなく、二人以上の犯人が被害者に対して、無理矢理姦淫行為を行った場合に適用されるのが「集団強姦罪」です。
一般的には「輪姦」といわれるモノですが、もともとは強姦罪の中に含まれていました。しかし2003年に検挙された“大学生サークルスーパーフリー事件”をきっかけに、徒党を組んでの犯罪行為は単純な強姦罪より重罪とされ、新たに集団強姦罪が設けられたのです。

したがってその刑罰は、単純な強姦罪より最低刑が重く、4年以上の有期懲役刑になっています。この法律が制定された頃、強姦罪の最低刑期は懲役2年でした。今後強姦罪の最低刑期は5年に引き上げられることが検討されていますので、それに伴って集団強姦罪の最低刑期も引き上げられるでしょう。

集団強姦罪における刑事手続き上の特徴は、“親告罪ではない”という点です。親告罪とは被害者が被害届を出して、初めて刑事手続きが開始される犯罪になります。また被害者が被害届を取り下げれば、基本的に事件そのものが消滅して刑事手続きは終わるわけです。

性犯罪というのは被害者のプライバシーに関わる犯罪ですので、強姦罪や強制わいせつ罪などは親告罪になっています。ところが、集団強姦罪に限っては性犯罪であっても、警察などの捜査機関が事件を認知した時点で捜査が始まり、被害者が被害届を取り下げても、裁判で判決が確定するまで刑事手続きは終わりません。

そんな集団強姦罪への実際の判決ですが、概ね強姦罪と同じく懲役10年未満の実刑判決が下されています。ただ強姦罪との違いは、短期で執行猶予判決になるケースもある点です。これは実際の犯行時に従犯だったり、被告人自身は未遂だったというもので、事件への関わり方で量刑には相当な開きがあるでしょう。

強姦未遂罪

未遂でも厳しい

強姦は未遂でも重罪です。強姦罪既遂の成立は性器が挿入されたか否かで判断され、射精のあるなしは関係ありません。少しでも性器を挿入していると、それは強姦罪になってしまいます。
一方で性器が挿入されなければ、性器同士が接触した事実があっても、それは強姦未遂です。ただ強姦する意志を明確に示した場合、相手の腕を掴んだ程度の動作でも、強姦未遂罪に問われる可能性もあります。

そんな強姦未遂は、法的には既遂である強姦罪と同一の量刑です。つまり未遂であっても懲役3年以上の有期刑になるわけですが、実際の法廷では強姦未遂罪は既遂のケースより軽く、執行猶予がつく事も珍しくはありません。とはいえ、やはり性犯罪は厳罰化が進んでいます。執行猶予には、被害者との示談が成立している、裁判官に対して十分に反省していることを伝える上申書を書くなど、様々な取り組みが必要となります。

強姦致死傷罪・強盗強姦罪

最悪は死刑もありえる重罪

強姦した上で被害者に怪我を負わせたり、被害者を殺してしまったら、それは「強姦致死傷罪」になります。また強盗を働いた後、被害者を強姦した場合は「強盗強姦罪」です。
犯行時に被害者に怪我を負わせてしまった場合は、単純な強姦罪ではなくより罪の重い強姦致死傷罪で裁かれます。

強姦致死傷罪は、最高刑に「無期懲役」が含まれており、実際の裁判でも懲役10年以上の判決は普通で、10年以下の懲役の場合でも、その多くは10年に近い懲役刑です。
この強姦致死傷罪が適用されるのは、加害者が結果的に被害者に怪我を負わせたり、死なせてしまった場合のみで、加害者が被害者を殺す気で殺した場合、適用される罪状は「殺人罪」になります。

日本には「強姦殺人罪」という罪状はありません。しかし強姦も殺人も、軽い罪では許すことの出来ない道を外れた犯罪です。加害者を厳しく罰するため、最高刑に死刑がある「殺人罪」で裁かれます。
ちなみに被害者が男性経験のない女性(処女)だった場合、被害者は「処女膜裂傷」という怪我を負わされますので、他に怪我を負わせなかったとしても、強姦致死傷罪が適用されます。

死刑になる可能性がある性犯罪には、もうひとつ強盗強姦罪があります。強盗に関しては別に「強盗罪」がありますが、強盗をした後、被害者を強姦した場合に強盗強姦罪が適用され、逆に強姦した後に強盗行為をすると、強盗罪と強姦罪が併用して起訴されるのが通例です。

強盗強姦罪の刑罰は、無期懲役か7年以上、30年以下の有期懲役になっています。それだけでも十分重いのですが、被害者が死んでしまった場合は「強盗強姦致死傷罪」となり、量刑は死刑か無期懲役だけです。実際に被害者が死亡したケースでは死刑判決が下されている判例が多く、強盗強姦罪のほとんどは10年以上の有期懲役刑が下されています。

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