謎の刑事施設・拘置所ってどんなところ?

拘置所

拘置所とはどんな施設なの?

「拘置所」と聞いて、それがどんな施設なのか知っている人というと、法律の刑事訴訟法に関してそれなりの知識のある人か業界人、あるいは実際に拘置所に収容されてしまった経験を持つ人くらいです。

一般人で具体的に知っている人はほとんどいない

多くの人は「留置場」と「刑務所」の違いくらいは、ボンヤリと知っていますが、「拘置所」はその名前くらいは知っていても、実際にどんな施設なのか知っている人は稀でしょう。

最近はTVドラマの設定も結構忠実になってきていますので、物語の中でもたまに拘置所のシーンが描かれることはありますが、拘置所に関して具体的な説明があるわけではありません。まずは拘置所という刑事施設がどんなモノなのかを紹介しましょう。

拘置所は留置場の次に行くところ…とは限らない

刑事事件の被疑者になってしまい、警察に逮捕・勾留されることになった人が、最初に入れられるのは警察の「留置場」でしょう。ところがこれはあくまで慣習であり、絶対に留置場に入れられるとは限りません。

確かに刑事手続きでは、そのほとんどが警察が被疑者を確保し、検察へ送検後も留置場で勾留され、起訴が決まって呼び名が「被告人」に変わってから、拘置所へ移送されます。

刑事事件の被疑者を確保するのが、警察だけではありません。

検察や麻薬取締官も、刑事事件の捜査をして被疑者を逮捕します(他にも職務権限で逮捕権を持ち、被疑者を逮捕することが出来る職業があるが、長くなるので割愛)。有名なのは「地方検察庁特別捜査部(いわゆる“地検特捜部”)」で、検察庁の検事たちは自ら事件を捜査し、被疑者を逮捕するわけですが、逮捕した被疑者を留置場ではなく、いきなり拘置所へ収容するわけです。

拘置所収容こそが刑事手続きの本来の姿?

留置場での勾留に問題アリ!

留置場を経ない刑事手続きは日本では珍しいのですが、世界の規模で見てみると、被疑者を拘置所で勾留する事の方が一般的です。
というのも、被疑者を事件の真犯人だと思って逮捕した組織が、そのままその組織の管理する収容施設内に被疑者を閉じ込め、密室の中で事件を捜査したら、自白の強要や証拠の捏造が行われる可能性が高くなります。

警察に捜査権だけ与え、起訴する権利(公訴権)を検察の検事だけに与えているのは、権力が勝手に罪をでっち上げて、無辜の市民を牢獄に繋がないようにするのが目的です。それと同じく、“普通の国”であれば、刑事事件の被疑者は送検後は警察の管理が及ばない刑事施設である「拘置所」に収容されます。

起訴まで警察が管理する「留置場」に被疑者を押し込めておくような国は、独裁国家を除いて、世界中で日本だけだということは知っておいてください。

日本は変な国?~拘置所の目的~

そんなわけで、日本人が拘置所の意味どころか、名前すらなかなか一般人に知られないのは、日本特有の送検後も被疑者を留置場で勾留するという不思議な慣習があるからです。本来拘置所というのは、送検された被疑者や起訴された被告人を勾留しておく刑事施設になります。

刑事事件の被疑者や被告人は、一般社会で自由に放置しておくと逃げたり、証拠隠滅を図ったりする可能性が高いと思われています。ですから、そうした行為を防ぐために裁判所の許可を得て、逮捕・勾留といった被疑者の身柄を拘束しておく措置があるわけです。

ただ被疑者や被告人を拘束しておく場所は事件の捜査に関して、公正性のある所でなければなりません。拘置所は法務省管轄(矯正局)の施設ですが、検察庁とは全く流れの違う部署になります。ですから被疑者や被告人の逃亡や証拠隠滅行為を防ぎつつ、公正な取調べを行うにはもってこいの刑事施設が拘置所だといえるでしょう。

それではなぜ日本の刑事手続きで、送検後にすぐ被疑者を拘置所に送らないのかという問題ですが、別ページではそれも含めて拘置所に関して詳しく紹介します。

都道府県から刑事事件に強いを探す
北海道・東北地方 北海道青森岩手秋田宮城山形福島
関東 東京埼玉神奈川千葉茨城栃木群馬
北陸・甲信越 新潟山梨長野石川富山福井
東海 愛知静岡岐阜三重
関西 大阪京都奈良兵庫滋賀和歌山
中国・四国 広島岡山山口鳥取島根香川徳島愛媛高知
九州 福岡熊本大分宮崎佐賀長崎鹿児島沖縄
刑事事件は弁護士への一刻も早い相談が重要

起訴されると99.9%が有罪に・・・

  • 逮捕後72時間で自由に面会できるのは弁護士だけ。
  • 起訴までの23日間以内の迅速な対応が必要。
  • 不起訴の可能性を少しでも上げるのが大事。
刑事事件に強い弁護士を探す
弁護士に相談することに不安が残る方へ
痴漢は弁護士相談を!示談しないと…
傷害罪で逮捕されたら弁護士に相談を!

ご家族(大切な方)が、逮捕されてしまったら一刻も早く弁護士に相談するようにしましょう。

【注目】刑事事件に強い弁護士

関東24拠点!首都圏の強力な刑事弁護ネットワークで頼れる弁護を実現
弁護士法人 泉総合法律事務所
弁護士法人 泉総合法律事務所

チーム一体となった刑事弁護活動によって、東京・神奈川・千葉・埼玉をはじめとして首都圏・関東一円の刑事事件の弁護に取り組んでいます。

刑事事件弁護士相談広場は、逮捕・刑事事件でお悩みの方のための情報ポータルサイトです。痴漢・性犯罪・薬物・傷害事件などコンテンツを掲載し、皆様のお役に立てるWEBサイトを目指しております。納得のいく解決を迎えるためには弁護士に相談し、介入してもらうことでその後のトラブルが防げ、円満解決できる可能性が高まります。

【運営】株式会社Agoora 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南4-7-1-302
© 2014 Agoora.inc.

TOP