起訴~被疑者から被告人へ~【刑事手続きの流れ:その6】

検事の処分で別れる明暗!起訴されるとどうなる?

逮捕・勾留による身柄拘束の満期になるまでに検事の処分が決定します。手続きの筋論からすれば、勾留の満期前でも処分を決定してしまっても何の問題もありません。しかし多くの場合、検事の処分は勾留の満期ギリギリで言い渡されます。

書類関係

検事の処分が不起訴であれば、被疑者は釈放されて今回の事件は終了です。身柄が拘束されていた警察署から釈放されて、あとは何処に行こうが“元被疑者”の自由だということになります。一方検事が起訴した場合、まだまだ刑事手続きは続きます。

起訴というのは検察が正式に訴え出て、裁判になるということです。留置場に拘束されている被疑者の下には、まず勾留満期の前日くらいに「起訴通知書」という書類が届けられます。逆に言えば勾留満期前日までに、検事から起訴通知書が届けられなければ、不起訴になったと思いがちですが、起訴通知書は必ず届けられるモノでもないようです。勾留満期当日の朝に、いきなりホンモノの「起訴状」が送りつけられることもあります。

起訴されると呼び名が「被疑者」から「被告人」に変わる!

刑事事件で起訴されると、呼び名がこれまでの「被疑者」から「被告人」に変わります。起訴前は疑いを被っている者だったのですが、もはや疑いではなく告訴されてしまった者になったわけです。
起訴後、呼び名が被告人に変わったことで起きる身の回りの変化はいかのふたつです。

  • 取調べがなくなる
  • 身柄が拘置所へ移監される

取り調べがなくなるとはどういうこと?

基本的に警察や検察の行う取調べは、起訴するための証拠集めです。したがって本格的に起訴されてしまえば、今更取調べを受けることはなくります。ただ被告人が関わった事件が大きく、他にも起訴に値する罪を犯していると思われている場合は、引き続き起訴されたモノとは、別の事件での取調べが継続することもあるわけです。

起訴後は留置場から拘置所へと身柄が移される!

そんな大事件に関わっていない場合、取調べがなくなるほか、大きな環境変化があります。それが拘置所への身柄移監です。本来の理想論であれば、逮捕によって身柄を拘束された被疑者は、すぐに拘置所へ移監されるべきなのです(アメリカを始め、先進国を自称する欧米諸国では、それが普通)。

しかしニッポンでは拘置所が圧倒的に不足しており、地方によっては刑務所内にしか、拘置支所を置いていない地域も多いため、慣例として警察に逮捕された者は被疑者段階のうちは留置場で身柄を拘束されています。そして起訴されて身分が「被告人」になったタイミングで、拘置所へ身柄が移されるわけです。

とはいえ慢性的に満員に近い拘置所は、新たな入所者の受け入れに色々と調整が必要らしく、起訴されてから拘置所へ移る被告人は早くて一週間程度、遅いと1ヶ月以上留置場に留まっているケースも珍しくはありません。またすぐに保釈請求が通りそうな被告人は、留置場にいる間に保釈され、拘置所へは行かずに社会へ復帰することもよくあるようです。

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