逮捕されない刑事事件がある?~在宅捜査って何?~

在宅捜査

刑事事件の被疑者だからといって、必ず逮捕されるとは限らない?

刑事事件の被疑者は、警察の手によって検察に送検されます。多くの場合警察は事件の被疑者を特定すると、裁判所に逮捕状を発行してもらい、被疑者を逮捕して身柄を拘束するわけです。

そして逮捕したまま被疑者の身柄を検察へ引き渡すことを「身柄送検」と言います。

すべての刑事事件が逮捕されるわけではない

しかし、日本国内で発生した全ての刑事事件で必ず被疑者が逮捕されるというわけではありません。身柄は確保しないで、書類だけを警察から検察へ送致する「書類送検」というモノもあるわけです。

被疑者は自由の身?書類送検になる事件とは、どんな事件か?

「書類送検」というのは、TVのニュースや新聞でもよく見かける言葉です。刑事事件の被疑者の身柄を確保しない状態で、事件を送致する書類送検というのは結構よく行われています。

書類送検が行われるケースはいくつかありますが、主に二つ大きな理由があります。

  • 被疑者がすでに死亡している場合
  • 被疑者に逃亡や証拠隠滅の恐れがないと判断された場合

被疑者がすでに死亡している場合

事件を捜査した結果、被疑者がすでに死んでいた場合、本人の身柄を確保することは出来ません。具体的には無理心中の首謀者、あるいは交通事故で事故の原因を作った加害者も事故で死亡した場合などです。

こんな事件の場合でも刑事事件は刑事事件ですので、ちゃんと決まった手続きをしなければなりませんので、書類だけを検察に送る書類送検になります。

被疑者に逃亡や証拠隠滅の恐れがないと判断された場合

被疑者が逃亡や証拠隠滅の恐れがないと判断された場合も、被疑者の身柄は拘束されませんから、警察から検察に送致するのは書類だけの書類送検になるわです。

被疑者であっても、一般社会にいたまま捜査されるのが「在宅捜査」

被疑者が死亡しているケースは別として、警察が刑事事件の被疑者の身柄を拘束しないことなどあるか?という疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれませんが、そういうパターンは極端に珍しい話かといえば、そうでもありません。

「在宅捜査」と言われる捜査手法で、被疑者の身柄を拘束しないまま刑事手続きが進みます。

在宅捜査になる理由

理由は様々ですが本来刑事事件の被疑者を逮捕して身柄を確保する目的は、被疑者が逃亡したり、証拠隠滅したりするのを防ぐことです。政治家や芸能人など、あまりにも有名だった場合、逃亡は不可能という理由で警察が逮捕をしないケースがあります。

ただこの場合、被疑者が本気で逃亡を考えれば有名人であろうがなかろうが、行方をくらます事は可能でしょう。最近は有名人だからという理由で逮捕を控えるケースは減ってきています。

あまり知られていませんが、警察官や元警察官が軽犯罪などを犯した場合も在宅捜査になる事が多くなります。

確かに警察官や元警察官といえば、ガッチリと個人データは警察に押さえられていますので、身元は間違いなく明らかですし、逃亡しても無駄だという事もわかっていますので、在宅捜査になる事が多いわけです。

さらに、もし逮捕された場合、身分が警察官であることが留置場でバレると、リンチの対象にされてしまう可能性があり、被疑者の安全を考えて警察官は逮捕しないという噂もあります。

一般人でも在宅捜査になる事は珍しくない?

別に一般人でも在宅捜査で逮捕されない刑事事件というのは結構あります。

よくあるケースとしては交通事故

交通事故は、民事トラブルがクローズアップされますが、事故によってモノを壊したり、誰かを傷つけたり、あるいは最悪死なせてしまった場合は、刑事事件にもなります。

交通事故の加害者として逮捕されるのは、事故がニュースで報道されるような重大事故や、被疑者が死んでしまった場合です。これは被疑者や逃亡や証拠隠滅より、罪に意識に苛まれた被疑者が自殺してしまうのを防ぐ目的があると言われています。

それ以外の場合、交通事故で身柄を拘束されたままで刑事手続きが進められることは稀で、大抵は在宅捜査になるでしょう。

また一般的に「軽犯罪」と呼ばれるような事件でも、被疑者の身元がハッキリして、逃亡の恐れはないと判断されれば、逮捕されず在宅捜査になったり、逮捕直後に釈放されることもあります。

具体的には民事トラブルの流れの中で起きた喧嘩などは、即被疑者が逮捕されなかったり、すぐに釈放されるケースがあります。

あるいは最近は痴漢事件でも、被疑者がちゃんとした会社に勤めるサラリーマンであれば、リアルに考えれば、仕事や家庭を全て捨てて逃亡などするわけはありませんので、腕のいい弁護士をすぐに雇えれば、犯行否認していても、送検前に釈放されるという事案も出てきました。

逮捕されていなくても被疑者は被疑者

警察・検察に呼び出されます

在宅捜査というのは、別に被疑者の疑いが晴れたわけではありません。逮捕されて身柄が拘束されていないというだけで、被疑者は被疑者なのです。警察や検察は事件の捜査をする上で、被疑者の取調べをします。

在宅捜査での取調べは、警察や検察から「出頭要請」、つまり呼び出しを受けるわけです。

基本的には“任意の取調べ”ですので、警察辺りだと多少気を使ってくれて、取調べを仕事の終わった夜にしてくれたりと融通が利くと言われています。一方、検察は平日昼間に検事の都合で呼び出されるケースが多いようです。

取調べにかかる拘束時間は、ケース・バイ・ケースですが、普通であれば数時間程度でしょう。

ただ被疑者を逮捕できるほど確たる証拠がなく、仕方なく在宅捜査にしている場合、逮捕できる証拠を自白させるため、連日呼び出して朝早くから、深夜まで取調べられるという事もあるわけです。

都道府県から刑事事件に強いを探す
北海道・東北地方 北海道青森岩手秋田宮城山形福島
関東 東京埼玉神奈川千葉茨城栃木群馬
北陸・甲信越 新潟山梨長野石川富山福井
東海 愛知静岡岐阜三重
関西 大阪京都奈良兵庫滋賀和歌山
中国・四国 広島岡山山口鳥取島根香川徳島愛媛高知
九州 福岡熊本大分宮崎佐賀長崎鹿児島沖縄
刑事事件は弁護士への一刻も早い相談が重要

起訴されると99.9%が有罪に・・・

  • 逮捕後72時間で自由に面会できるのは弁護士だけ。
  • 起訴までの23日間以内の迅速な対応が必要。
  • 不起訴の可能性を少しでも上げるのが大事。
刑事事件に強い弁護士を探す
弁護士に相談することに不安が残る方へ
痴漢は弁護士相談を!示談しないと…
傷害罪で逮捕されたら弁護士に相談を!

ご家族(大切な方)が、逮捕されてしまったら一刻も早く弁護士に相談するようにしましょう。

【注目】刑事事件に強い弁護士

関東24拠点!首都圏の強力な刑事弁護ネットワークで頼れる弁護を実現
弁護士法人 泉総合法律事務所
弁護士法人 泉総合法律事務所

チーム一体となった刑事弁護活動によって、東京・神奈川・千葉・埼玉をはじめとして首都圏・関東一円の刑事事件の弁護に取り組んでいます。

刑事事件弁護士相談広場は、逮捕・刑事事件でお悩みの方のための情報ポータルサイトです。痴漢・性犯罪・薬物・傷害事件などコンテンツを掲載し、皆様のお役に立てるWEBサイトを目指しております。納得のいく解決を迎えるためには弁護士に相談し、介入してもらうことでその後のトラブルが防げ、円満解決できる可能性が高まります。

【運営】株式会社Agoora 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南4-7-1-302
© 2014 Agoora.inc.

TOP