警察に逮捕されたらどこに連れて行かれる?基本は事件の起きた警察署

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逮捕されたら、警察署まで連行される?

行き先が近所の警察署だとは限らない

刑事事件の被疑者として逮捕されてしまった場合、普通は警察署へ連行されるのが普通です。ただ連行される先が近所の警察署だとは限りませんし、場合によっては警察署ではないケースもあったりします。

逮捕というのは、被疑者の逃亡や証拠隠滅を防ぐために身柄を拘束しておくことですが、“捕まえる側の事情”で、収容する刑事施設が変わってくるわけです。

自分の住んでいる家の傍で事件を起こせば、大抵は逮捕されると自宅に近い警察署に連行される可能性が高いかと思いますが、事件によって被疑者は何処に連行されるかを紹介しましょう。

連行されるのは、事件の起きた場所のご近所署

被疑者を逮捕したのが「警察」だった場合には当然、警察署へ連行されます。

連行される警察署は事件の起きた場所、あるいは捜査本部のある警察署です。痴漢や喧嘩による暴行事件の場合は、事件が起きた場所を所轄している警察署に被疑者を連行するのが一般的なパターンになります。

この場合は被疑者も同じ生活圏で暮らしていることが多いので、連行される警察署は被疑者にとっても、近所の警察署になるでしょう。

事件が広域だと担当捜査官の勤務署

また事件が広域だった場合、逮捕された被疑者は事件を担当している捜査官が勤務している警察署に連行されます。最近はネット犯罪が多発していますので、被害届が出されて、警視庁の捜査官が事件を捜査したら、被疑者は九州にいた、なんて事も珍しくないわけです。

その場合、警視庁の捜査官は九州まで被疑者を逮捕しに出張し、被疑者を逮捕したら、そのまま東京の警察署まで被疑者を護送します。

この時、犯人の護送方法は公共交通機関を使うのが一般的

もちろん逮捕状を発効してしまっていますから、48時間以内に送検する必要があります。ですから九州から東京なんてパターンだと飛行機を使おうとするわけですが、万が一逮捕し損ねたりした場合も想定して席を予約しておくことはありません。被疑者を逮捕した後、はじめて航空チケットを取ります。

ちなみに航空会社には事情を説明し、被疑者と捜査官は一般のゲートを通らず、一般客が飛行機に登場する前にエコノミー席の一番後ろに乗り込みます。そして飛行機が到着した後は、一番最後にこっそり下りるわけです。

また万が一、飛行機のチケットが取れなかった場合は、新幹線などの列車を使って被疑者を護送することになります。

事件が近所で起きても、近所以外の警察署へ連行されることもある

そんなわけで被疑者を連行する警察署は、事件を所轄する警察署であることが基本ですが、下記のような理由で、所轄署以外の警察署に被疑者が連行されることもあります。

  • 複数犯だった場合
  • 被疑者が女性や未成年だった場合
  • 単に留置場が満員だった場合

事件が単独犯ではなく、複数犯で行われた場合

留置場内で共犯者同士が口裏を合わせないように、別々の警察署に分散して身柄を拘束するわけです。監視の厳しい留置場内で口裏合わせなど出来るか?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

確かに留置場内は常に「担当さん」と呼ばれる、看守を担当する警察官が監視の目を光らせていますが、被疑者同士の会話が絶対不可能かといえば、そうでもありません。法務省が管理する「拘置所」や「刑務所」と違い、留置場は意外と収容者同士の情報交換は楽に出来たりします。

被疑者が女性や未成年者だった場合

事件の発生した所轄の警察署へは連行されないケースがあるわけです。要は警察署の全てが女性用や、未成年用の収容スペースを持っていないわけで、被疑者が女性や未成年者だった場合、事件の起きた最寄の収容可能な警察署へ連行されます。

地方によっては、男女でも少年でも全てOKという警察署もあるようです。
また未成年の場合、一人部屋に収容して、他の部屋からは見えないようにアコーデオンカーテンで間仕切りをする仕様になっている留置場も実在します。

そして逮捕連行された後、たまたま事件を担当している所轄の警察署の留置場が満員だった場合も、最寄の警察署へ連行さるわけです。犯罪を犯して逮捕されるなんてことは、事前に予測出来るモノではありません。そして不思議と騒ぎを起こして現行犯で逮捕される人は週末に多いと言われています。

警察署にある留置場の収容人数は、大抵20~30人程度

都内では通常は10名以上の被疑者や被告人が勾留されています。そこに週末酒場で喧嘩をしたり、薬物の不法所持で山ほどの被疑者が連行されると、あっという間に留置場は満員になってしまうわけです。

そんな警察署側の事情で、逮捕されても事件の発生した所轄署ではなく、最寄の警察署へ連行されることもあります。逮捕後の取調べは、被疑者が所轄署に連行されて行うパターンと、捜査員が被疑者の居る警察署まで出かけるパターンがありますが、これはケース・バイ・ケースで、どちらの方法で取調べるかは決まっていません。

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