裁判【刑事手続きの流れ:その8】

刑事裁判は“被告人VS国家権力”!

日本国内で行われている裁判は主にふたつに分けられます。

  • 民事裁判
  • 刑事裁判

民事裁判

民事裁判は離婚訴訟や損害賠償など個人や組織が、同じく個人や組織を訴えて、自らの主張の正当性を争い、裁判所がそのジャッジを下す、いわば“個人VS個人”の戦いです。

刑事裁判

それに対して刑事裁判は、刑法ははじめとした刑罰を定めた法律に反した疑いのある者に対して、裁判所が有罪・無罪を判断し、有罪であれば刑罰の量刑を決める“被告人VS国家権力”の戦いになります。

「被告人」・「弁護人」・「検察官」・「裁判官」が刑事事件の主要人物!

地方裁判所

そんなわけで刑事裁判の場合、その主要人物はいつも同じです。
まず裁判で罪を裁かれる「被告人」がいます。被告人は保釈制度を利用すれば、社会復帰をしていますから、そういう場合はスーツなんかを着て、一般の傍聴者と同じ扉から入廷してくるわけです。しかし起訴勾留中の被告人は、刑務官(法務省の役人。外見は警察官と非常によく似ている)に付き添われ、手錠&腰縄姿で専用の出入り口から入廷してきます。

次に被告人の唯一の見方である「弁護人」は、被告人が保釈されている時には一緒に入廷するのがよくあるパターンですが、そうでない時も被告人の傍に寄り添うわけです。そして国家権力の手先となるのが、被告人を糾弾する「検察官」も入廷は普通に傍聴者と同じ扉から入廷します。

裁判に登場する検察官は、通常検事が行いますが、都市部では検察庁内が「捜査部」と「公判部」に分かれているせいで、実際に被告人を起訴した検事と同一人物ではありません。しかし人員の少ない地方だと同じ検事が登場する場合もあります。

そして開廷時間ピッタリに登場するのが、この法廷を仕切る裁判官です。刑事事件の第一審裁判は予想される量刑によって、裁判所のが変わってきます。下される刑罰が罰金以下の罪や、比較的軽微な窃盗事件や詐欺事件だと「簡易裁判所」で公判が開かれ、それを越える罪状であった場合は「地方裁判所」で最初の裁判が開かれるわけです。

簡易裁判所で開かれる裁判で審理をする裁判官は、ほとんどの場合一人ですが、第一審でも複雑な事件や、裁判所が重大だと判断した事件に関しては、裁判官3人で審理を進めるケースがあります。

ドラマはドラマ!現実の刑事裁判は淡々と進められる!

実際に裁判所まで刑事裁判の傍聴に行かれた人ならわかると思いますが、小説やTVのようにドラマチックな展開をする裁判などは滅多にありません。というのも国内で開かれている刑事裁判のうち、90%近くははじめから被告人が起訴された罪を認めている「量刑裁判」だからです。

確かに罪をいかに軽くするかとか、あわよくば執行猶予を勝ち取ろうとか、それなりの法廷テクニックというモノはあるにはあります。しかしほとんどの裁判は、法廷内で皆が驚くような新事実が発覚するといったドラマはないまま、検察側と弁護側の証拠が淡々と審理され、1時間足らずの裁判時間ですべての審理が終わるわけです。そして次回の公判で判決…といった傍聴で見ている方が拍子抜けするような裁判が、今日も日本中の裁判所で行われています。

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