日本の「死刑」は存続される?~日本で唯一の生命刑~

死刑

日本の刑罰、最後の刑は「生命刑」

日本で定められている刑罰は3つ

財産を奪う「財産刑」、自由を奪う「自由刑」そして、生命を奪う「生命刑」になります。つまり生命刑というのは、一般的に言う「死刑」のことです。生命刑として定められているのは死刑だけで、他の刑罰はありません。

中途半端に生命を奪うという方法はありませんので、当然といえば当然でしょう。ちなみに犯罪者の肉体を傷つけたりして、苦痛を与える刑罰は「身体刑」といい、現在でも一部地域では実施されている「ムチ打ち刑」などがこれにあたります。しかし、日本の刑法では身体刑を採用していません。

一般的に広がっている誤解、死刑囚は何処にいる?

あまり知られていませんが、裁判で死刑が確定した人、いわゆる「死刑囚」は刑務所にはいません。

死刑囚の人たちは全国の「拘置所」に収容されています。

刑務所は自由刑の執行を行う施設ですので、刑の執行をまだ受けていない未決囚を収容する場所ではありません。死刑囚にとっての“刑の執行”は死刑にされる瞬間であり、それまでは刑の執行を受けていない「未決囚」として扱われるからです。

死刑の執行を行う「刑場」も拘置所にあります。

2015年現在刑場施設を持っている日本の拘置所は7ヶ所で、死刑囚はそれらの拘置所のいずれかに収容されているわけです。

日本の死刑はやり方も定められている

日本の死刑の執行方法は、「絞首刑」で行うと刑法(11条)で定められています。日本と同じく現在も死刑の執行があるアメリカ辺りですと、州によって薬物注入による「薬殺」をはじめ、「電気椅子」や「ガス殺」、あるいは「銃殺」などバリエーションに富んだ死刑の執行方法があるわけです。

そんな様々な方法がある死刑執行方法ですが、近年の司法の考え方は、“死刑囚に苦しみを与えない方法”という事が主眼に置かれています。

日本の刑法で死刑の方法が絞首刑に定められたのは、100年以上前の大日本帝國時代です。当時まだ考案されていなかった薬物注入など、死刑囚に苦痛を与えない執行方法に比べて、ビジュアル的には相当苦痛を与えそうななのが絞首刑でしょう。

ただ絞首刑の場合、死刑囚は身体が落下して、巻かれたロープが首に食い込んだ時点で、瞬間的に失神してしまい、傍から見るほど苦しまないとは言われています。とはいえ、実際に執行の終わった人に感想を聞くわけにもいきませんので、絞首刑が本当に楽に死ねる執行方法なのかは謎です。

世界的には死刑は廃止の方向に向かっている

今後、日本の死刑は存続する?

世界的なムーヴメントは、「死刑廃止」へと動いています。加害者にも人権はあり、国家の権限でそれを奪うことは出来ないという主張です。被害者にも人権があり、それをさんざん蹂躙した加害者に、どこまで人権を認めるべきかは議論の余地はありますし、贖罪の方法として“死をもって購う”という選択肢もアリかと思われます。

もともと多くの人は、自分を含む家族や友人知人が、死刑になるような犯人の被害に遭うことは漠然と不安に思っていますが、加害者になることを想定している人は滅多にいないので、死刑廃止に関しては無関心か、これまで通り存続を望む人が多いようです。

とはいえ、基本的に日本の弁護士の方々は死刑廃止派の方が大勢します。死刑が求刑される可能性があるような重大犯罪の弁護は、損得抜きで弁護を申し出る弁護士の先生も少なくはありません。万が一自分や家族、あるいは友人・知人がそんな重大事件の加害者になってしまった場合は、そんな弁護士の先生を探しましょう。

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