無期刑(無期懲役・無期禁錮)と終身刑との違い

刑務所

自由刑の中で最も重い「無期刑」

どのような刑罰かご存知ですか?

今の日本の刑罰で、自由刑の中で最も重い刑罰は「無期懲役」です。それとほとんど同じ、「無期禁錮」という刑罰もあるのですが、戦後新憲法が発布されて以来、裁判で無期禁錮になった人はまだ誰もいません(理由は無期禁錮が刑罰に設定されている罪が少し特殊だから)。

そんな無期禁錮と無期懲役を合わせて「無期刑」といい、それに対して期限の決められた自由刑を「有期刑」と呼びます。つまり無期刑は刑が執行される時点で、満期が決まっていない自由刑のことなのです。

無期刑は終身刑とは違うの?

無期刑と極めてよく似た刑罰に「終身刑」というモノがあります。しかし終身刑は日本の刑法には存在しません。終身刑というのは、“死ぬまで刑事施設に収監される刑”です。それに対して無期刑は“満期を決めずに刑事施設に収監される刑”になります。

終身刑は二度と一般社会へ戻れない

終身刑は生きている間、もう社会へは絶対戻れない自由刑なのですが、無期刑は刑事施設内(普通は刑務所)での生活態度が良ければ、仮釈放が認められて生きてシャバに戻れる可能性があるわけです。実際に刑務所に服役する者にとってこの差は天と地ほどの開きがあります。

もうひとつ日本に実際ある自由刑で、「不定期刑」というモノがあります。これは「少年法」で用いられる刑罰で成人向けの通常刑法にはありません。
不定期刑の考え方は“上限を定めない自由刑”で無期刑とよく似ていますが、少年法は受刑者の更正を主眼においていますので、成人向けの無期と違ってはじめから釈放前提で、あえて期限を決めないだけの刑です。

無期刑の期限はどのくらい?

満期が決まっていないのが無期刑なのですが、実はそれなりに“満期の相場”というモノがあります。刑務を真面目にこなし、日常生活でも問題を起こさずに模範囚として過ごせば、無期懲役をくらってもいずれは仮釈放を許され、社会に戻ることができるわけです。

通常の有期刑でも、真面目に務め上げれば満期前に出所出来る仮釈放の時期というのは、初犯だったり身元引受人がしっかりしているなどの諸条件はありますが、時期的な相場があります。

無期刑の場合の相場は昔は“15年”だと言われていました

今聞くと短いと感じる方も多いかもしれません。しかし昔は無期刑になっても、刑務所内でホントに真面目に務め上げれば、そのくらいで仮出所が可能だったのです。

ところが2000年を過ぎた辺りから、巷では飲酒運転などを筆頭に刑法の厳罰化が叫ばれはじめました。そんな世論の風潮を受けて刑法が改正され、それまで有期刑は最長20年だったのですが、最長年数が30年に引き上げられたのです。

それと同時に、「無期刑の仮出所時期が、有期刑の最長より短いっておかしくないか?」という指摘がされ、現在では無期刑の相場は30年になっています。

無期刑の仮釈放が引き延ばされた理由は、そうした有期刑とのバランスのほか、昔に比べて日本人の寿命が延びたことによって社会人として暮らせる期間も延びただとと言われていますが、実際に15年で戻れると思っていたら、さらに15年も刑務所に居なければならなくなった受刑者の心情は如何なものかと思われます。

また若いうちに重大犯罪を犯して無期懲役になってしまった場合、真面目に務めて仮釈放を認められ社会に戻れても、すでに50代でしょう。余程のコネや伝手でもなければ、社会復帰は困難です。

さらに30代、40代で無期懲役の場合、仮出所出来る事には“老人”と言われるような年齢になっていますし、それ以上の歳であれば、生きて出所出来るかも微妙になってきます。そういう意味では、もはや無期懲役と終身刑の違いはほとんどありません。

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